[鬼滅の刃]無限列車編から学ぶ婚活における運命の分かれ道
こんにちは。自由が丘の婚活アドバイザー岡部美穂子です。
映画『鬼滅の刃』が、国内史上初の興行収入400億円を突破したようです。
昨年秋に公開された映画ですが、今もなお上映されています。
皆さんはご覧になっていますか?
なぜ、こんなに人々の心に刺さってヒットしたのでしょう?
実際に鬼に親を殺された経験がある人はいないと思いますが、鬼を退治するというストーリーやセリフの中に、見ている誰もが遭遇したことがある経験や、共感できるような「思い」が詰め込まれているので、私達の心に深くささってくるのです。
そこで、今回はこの鬼滅の刃無限列車編のストーリーを婚活に見立ててお話をしたいと思います。
これを読んでもらえたら、いまくすぶっている婚活の突破口になるかもしれません。
※多少ネタバレのところがありますので、これから映画を観るつもりでストーリー知りたくない人は読まないでください。
人はだれしも人生が大きく変わる瞬間がある。
人はだれしも人生が大きく変わる瞬間があります。
鬼滅の刃の主人公・炭次郎はまさにこの無限列車に乗ったことがターニングポイントでした。
鬼滅の刃無限列車編では、二人の鬼が出てきます。
前半は魘夢(えんむ)という鬼。
敵に幸せな夢を見せて抜け出せなくなっているうちに、精神の核を破壊するという戦い方をします。
落ちていく、落ちていく、夢の世界へ
魘夢(えんむ)によって炭次郎は夢を見させられました。
炭次郎は、家族を鬼に殺されるというつらい経験をしていますが、夢の中ではお母さん、弟、妹たちが生きていて、貧しくても幸せな暮らしをしているシーンに戻ります。鬼になった禰豆子も人間の状態です。
この状態は、炭次郎が求めていた理想世界です。
「これが夢なら冷めないで欲しい」
まさにそんな状態です。
しかしこれは、夢であり、現実ではありません。
現実は、家族は殺されていて禰豆子も鬼になっています。
このままこの夢から覚めないでいると炭次郎は魘夢(えんむ)によって殺されてしまします。
人生が変わる大事な瞬間に来た時「引き戻し現象」が起こる
映画でいうと、このシーンが引き戻し現象です。
このように人生を変えて次のステージに進もうとしたとき、「過去の幻想」が何度も襲ってくるのです。
「ずっとここにいたい。」
炭次郎にとっては悪夢でなく心地よい良い夢でした。
なぜ炭次郎はそんな夢を見たのでしょう?
それは炭次郎が一番後悔していたことなのです。
人生が変わる大事な瞬間、人が揺さぶられること
人生が変わる大事な瞬間、人が揺さぶられること
それは、
一番求めていること、欲望
or
一番後悔していること、トラウマ
です。
炭次郎が一番求めていることは
家族が鬼に殺されてなくて、生きていること。
一方で
炭次郎が一番後悔していることは
家族が鬼に殺されてしまったことです。
一度夢に気が付き、自分の首を斬って現実世界に戻ります。
このように人生を変えて次のステージに進もうとしたとき、「過去の幻想」が何度も襲ってくるのです。
炭次郎は、また違う夢のシーンに引き戻されます。
次は、去っていこうとする炭次郎に、家族がまさに引き戻しをします。
私達を裏切るの?
と。
「あの時自分がこうしていれば家族は殺されずにすんだんじゃないか?」
「自分だけ助かってしまっている罪悪感。」などの後悔をしています。
魘夢(えんむ)はいろんな角度から炭次郎の心を揺さぶり、精神の核を破壊し殺そうと目論みました。
その刃で悪夢を断ち切れ!
しかし、その夢に惑わされることなく炭次郎は悪夢を断ち切り、現実の世界に戻り次のステージに進むことができました。
炭次郎はなぜ悪夢を断ち切ることができたのでしょうか?
それは過去との決別ができたからです。
今までは、家族が殺された、という事実を受け入れたくなくて目を背けていました。
しかし、今回の経験で家族が殺されたという事実を受け入れ、前に進もうと決意したからです。
過去の自分と向き合って、受け入れ、断ち切る!
これって婚活していて、次にステージ(結婚)するために必要な儀式だったりします。
婚活では実際にどんな鬼があなたの結婚を邪魔するのか?
結婚したい!と思って結婚相談所に入会。よし、やるぞと意気込んでいる矢先に鬼が行く手を阻みます。いくつか例を挙げてみたいと思います。
入会するとよく出現する2種類の鬼たち
元カレ・元カノ
入会して活動を始めるとよくあることの一つが、元カレ・元カノの存在です。
入会したとたんに何故か元カレから連絡がきて、久しぶりに会わないか?ということになったり。特にその子が彼に連絡したわけでもSNSなどに婚活始めます!などと告知したわけでもないですが、なぜか連絡がくるのです。
元彼が忘れられない、元彼を超える人がいない理由
あるいは、入会を迷っているようなときにもなぜがタイムリーに連絡が来たりします。
このような場合は完全に引き戻し現象です。過去の恋愛から決別し、前に進もうと思ったあなたを鬼が邪魔しようとしています(笑。
他に似たような現象としては、IBJのシステム内でお相手を検索していたら、「昔付き合っていた人を見つけてしまいました。」とか、「昔好きだった人を見つけてしまいました。お申し込みしてみてもいいですか?」
とか。
止めはしませんが、成立することはまずありません。
この現象は、あなたは本気で過去のうまくいかなかった恋愛に決別し、結婚する本気度を試しているのです。
親
次に多いのが親です。
婚活が難航する理由の一つとして、親の存在があります。
あなたが若いうちは、「まだ結婚しないのか?」とか「付き合ってる人はいないのか?」とうるさく言ってきますが、親もだんだん年をとるにつれ寂しくなってきます。
そうすると、「無理に結婚なんてしなくてもいいんじゃない?」というようになってきます。
そして、相手が出てきたりするといろいろ難癖をつけてきます。
絶対に反対!とは言わなくても、
「お母さん、ああいう人はあまり好きじゃないわ~」とか言って、やんわりと反対の意を述べ、本人が断る方向にもっていったりします。
結婚相談所でもそうです。
いざ、結婚が現実的になってきて、「どんな人でもあなたが選んだ人なら反対はしない。」とか言っていたのにもかかわらず反対してきたりします。
あと、非常に多いのが、親と同居しているアラフォー女性に多いのですが、彼女がやる気になったり、結婚相手の候補が見つかったりすると、なぜか親が病気になったりします。
これ、わざと仮病を使っているわけではないんですが、本当にいざとなると親がケガや病気で入院したりするんです。
そうなると、今親が具合が悪いから、お見合いやデートができない。
と言い出したりします。
それは明らかに、引き戻し現象がかかっている証拠です。
あと、もう少し、あともう少しで結婚という新しい人生のステージに進もうとしているのに、それを阻む鬼、親が邪魔をしてきたりします。
この現象も、本当にこの人と結婚する気があるのかどうか?本気度が試されています。
あなたが本気で結婚したいと思うなら親を乗り越えてください。
私も婚活におけるターニングポイントは親との決別でした。
昨年成婚したアラサー女子が遭遇した「ハイスぺ鬼」
昨年成婚したアラサー女子、入会したばかりの時にそういうことがありました。
「学生時代に付き合っていた彼が登録していました。」と。
どの人教えてもらいました。
それはそれは、カッコよくて見た目、学齢、年収とすべて揃っていて、それはもうハイスぺックな方でした。
それをみて私はちょっと心配になりました。
たいてい、昔付き合っていた彼を基準にする人は多いからです。
しかし、婚活をしていくにつれ、壁を乗り越えました。
結婚相談所に入会する前は、結婚することで「自己実現」を目指していたんだ。ということに気づいたんです。
昔の自分だったら、漠然と「誰かいい人がいないかな」と探し、短所を見つけたらそれを受け入れることを「妥協」だと思ってました。
結婚も、きらめくく自分の新しい世界、自己実現の一環だったと気が付きました。
今までの彼女はすべてにおいて、完璧を求めていました。
この完璧主義な性格がたたってうつになり、仕事も休職することになりました。
彼女は自分の弱さも受け入れてくれる彼と出会い、優しさに触れていくうちに、
ハイスぺの彼を選んで付き合っていたことは、単に自己満足、自己実現の一環だったということに気づいたのです。
このうつになった経験が彼女を変えてくれたんだと思います。
自分の弱さを見つめ、受け入れることで、完璧なハイスぺ男子を求めることなく、自分の弱さ・弱点を受け入れてくれる人を選ぶことができました。
まとめ
このように、人はだれしも人生が大きく変わる瞬間があり、そういった大事な時には引き戻し現象が起こります。
「鬼滅の刃」風に言えば鬼が行く手を邪魔します。
でも次のステージに進むためには、困難や甘~い誘惑を断ち切り、前に進まなければいけません。
炭次郎は夢から脱出するために、自分の首を斬って現実に戻りました。
これは夢だとわかっていても、自らの首を斬るって相当勇気が必要です。
私も、そのステージに進もうとしたとき、とっても怖かったし勇気がいりました。でも乗り越えてしまえば、今までの苦労はなんだったんだろう?と、とてもあっけなく感じました。
このように、自分の人生を一歩前に進めるためには相当の覚悟が必要だったりします。
でも思い切って、それを乗り越えられた先には、今まで見たことのない清々しい光が見えてきます。
あなたも結婚に対して、何らかのブレーキがかかっている場合、鬼が邪魔しているかもしれません^^
結婚に限らず、仕事だったり、人間関係だったり人によって違いますが、私は、結婚という新しいステージに進みたい人のお手伝いができればと思っています。
私も一緒に鬼と戦います!